極道とマル暴
堅気の人から見れば、犬猿の仲。
組織を潰すマル暴(組対)
実際には違う
もちつもたれずの関係。
ヤクザになりたかったマル暴、極道に憧れているマル暴。
そんな刑事たちも見てきた。
全部が全部そういうわけではない。
パクられても、堅気と不良(ヤクザ)では扱いも違う。
堅気には厳しい
不良、親分(会長)クラスになればVIP待遇。
わたくしの本にも書いてありますが、ガサ入れ(家宅捜査)のときは、前日に電話が入ることもある。
これは稀(マレ)
ガサ入れは大人数で来るものの、部屋をメチャクチャにするほどのガサではない。
きれいに戻しながら慎重に触れる。
高価な物を調べるときは大変。
これにヒビでも入ったら5百万の弁償ですよ。と、一言伝えておく。
若い刑事さんはドキドキだったみたい。
課長さんぐらいになるとガサは部下に任せて、リビングのソファでお茶を飲みながら関係のないことを私達夫婦と話している。
逆に気を使ってくれます。
昔話で盛り上がったり…
堅気や若い衆のガサとは違う。
とにかく丁重な扱い。
パクられても同じだ。
堅気の人たちや若い衆とは全く違う扱い。
面会は調べ室で何人入ってもオッケー。
通常は面会室でガラス越し
時間も決まっている。
署轄によってちがいはある。
甘いところは30分
だいたい15分
あっという間
夫のときは時間なんて関係ない。
何時間いても問題なかった。
知り合いばかりだから、何だかまるで小さな食事会(パーティー)みたいだ。
好きな飲み物や食べ物まで出してくれる。
パクられたほうも、面会にきたほうも、お客様扱い。
若い衆は挨拶程度
私は甘いものが好きなのを知って、わざわざ和菓子をお皿に入れて出して頂いたりと…
昼食、夕飯は留置の中では食べない。
贅沢にも、調べ室で出前まで取ってくれる。
中華、和食、洋食、何でもあり。
しかもそのお金は担当刑事が払っている。
逮捕されてる人間はお気楽気分。
パクられた夫は笑顔満載
王様扱い
机の上には乗りきれないぐらいの出前した夕飯。
続く
追伸
マル暴とは暴力団の「暴」を丸で囲ったこと から》暴力団のこと。
また、暴力団対策を担当する警察内の組織や刑事のこと
組対とは、組織犯罪対策課
主に暴力団、銃器・薬物対策や国際犯罪対策を目的とする内部組織の一つ。
旧来は刑事部等において捜査第四課と呼ばれていた
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極道の抗争にまで勝手に女の巻き込んだ汚いハイエナたちが脳裏を過る