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一年間のインターンを終え、いよいよ国家試験。
インターン中は試験に向けて、猛練習してました。
美容学校を卒業
してからは行く機会がなかったんですが、試験が近くなるにつれ、何度か行くようになりました。
実技と学科
学科は何気に余裕でした。
丸暗記すれば大丈夫と思ってましたからね。
教科書の全てを暗記。
若いってスゴい！
何でも覚えられるものです。
先生に質問されて答えられない事は何一つありませんでした。
試験直前ですけどね。
美容室の先生や先輩方も試験前は気に掛けてくださいました。
時間が許すかぎり、ウィッグでワインディングの練習、練習、練習。
（ワインディングとはパーマをかける時にロッドで巻くこと）
プレッシャーに押し潰されそうになりました…
落ちたらどうしよう。
本番に具合が悪くなったらどうしよう。
弱気になった時期もありました。
家に帰ってからもウィッグを前にしながら夕飯。
自分の部屋には幾つものウィッグが並べてあります。
美容師じゃない友達が来ると、信じられないぐらいビックリしてました。
首から上だけあるのが、そんなに怖いのでしょうか？
目も鼻も口もあって、キレイにお化粧までしてあるのに…
全身だったらマネキン(笑)
見慣れているせいもあるかもしれません。
ウィッグに名前は付けてませんけどね。
痛い人になってしまいます。
あれだけ苦手だったワインディング
⇒あのとき
当時は完璧主義だった私
睡眠時間と遊ぶ時間を削って奮闘してました。
頑張ってる自分が好きというか、頑張らない私は私じゃないと思ってましたからね。
試験前日、緊張しまくりです。
練習は程々にして、睡眠をとりました。
あまり眠れなかったのは言うまでもない。
当時は東京都の試験が一番難しいと言われてました。
何ヵ所受験してもよかったのです。
念のため神奈川や茨城も。
当日は美容学校時代のみんなと待ち合わせ。
口から心臓が飛び出そうな勢い…
緊張MAX
テンション高すぎ
友達みんなも緊張してるのが分かります。
先ずは学科から。
問題なく出来ました。
実技の1つで匂いのかぎ分けがあります。
ホルマリン、あとは何種類かの薬品
1つだけ迷いました。
思わず斜め後ろにいた友達に指で合図
自分のが間違ってないか確認(笑)
ちなみに、カンニングではありません。
確認です。
人のを答えを見てるわけではないので。
悪しからず。
最強の実技はワインディング
技術だけではなく、時間内に仕上がらなくてはなりません。
スタートの声で一斉に巻き始めます。
試験が終わり、みんなで自分のウィッグを持って外に出ました。
美容学校の先生も来てました。
先生「まい子ちゃん、これなら合格まちがいないわよ」
今までで一番上手に出来ました。
そして結果は見事合格!!
嬉しくて嬉しくて…大泣きです。
あの時
と同じぐらい
落ちた人もいたので、あまり大きな声は出しませんでした。
美容師の国家資格を取得
免許証は筒に入れてあります。
これからは技術者に向けて美容室で働くのです。
続く
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