短い1年間の高校生活は
⇒前回の記事 の続きです。
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このまま行けば皆勤賞。
同期では、私を含め2人だけが皆勤賞候補。
もう一人はパンク系の男子。
段々と卒業できる嬉しさが込み上げてきました。
式に着ていく服を母と買いに行ったのを覚えてます。
ブランドはBOSCH
店員さんと相談しながら、出来るだけ派手な服装に。
決めたのは上下真っ赤な麻素材のパンツスーツ
当時流行りだった短い太めネクタイ
地の色が黄緑
黒の大きめ水玉模様
靴だけは山本寛斎
トータル13万
髪も綺麗な色に染めて完璧!
あとは残り数日の授業を受けるだけ。
これは鉄板で皆勤賞かな。そんな思いでした。
学校の授業がラストの日
いつもと変わらない時間に目覚ましを掛けてました。
それなのに…
母に起こされてから起きたのです。
ヤバい…
さすがにテンパりました…
今日、遅刻しなければ皆勤賞
卒業式の服選びで浮かれてる場合ではなかった。
大急ぎで用意
半泣きです。
この一年頑張ったのに…
何やってんだろう(涙)
電車に乗ってる間は間に合わないかもしれない。という気持ちで悲しくなりました。
家を出る前に学校へ電話して、先生に「急いで行くから」
それだけ言って切りました。
新宿に着いたのは9時20分頃
もうダメだ…
9時には点呼してるはず
それに間に合わなければ遅刻扱い
教室がある二階へ上がる階段が長く感じました。
憂鬱な気分
ところが何だかガヤガヤしている
授業が始まっているはず
おかしい…
ドアを開けたら、ビックリ
みんなが一斉に「まい子ちゃーん!」
すると先生が「みんな静かにしなさい。これで点呼を取っていいわね。」
私のために、クラスの友達みんなが、先生に点呼を取らせないよう困らせていたようです。
ワーワー騒いで、聞こえないフリ
友人達もどこまで時間を引き延ばせるかドキドキだったと・・・
あとで聞いた話です。
先生が点呼で私の名前を呼びました。
「石原さん。いますね」
私「はい!」
教室の中は拍手喝采
私はみんなの気持ちが嬉しくて嬉しくて…
大泣き
涙が止まりませんでした。
先生や友達も、もらい泣き
25分遅れ
点呼に間に合った
みんなのおかげ。
これで皆勤賞決定!
思いやりと優しさを身に染みて感じました。
続く
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