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歌舞伎町という暗黒街8 の続きです。
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口先だけ達者で弱い者イジメする人間
腹黒い
友達にまで嫌な思いをさせたから…
私からの報復だった。
本人は「8年、親分宅に入れてもらえなかった」
よその組織の人間にも言いふらす。
そんなふうに言っていたが、それはちがう
奴が懲役へ行ってる年数も含まれている
罪状の大半がクスリ
他の若い衆とはちがい、海や旅行
にも行ってない
連れて行く気分にはなれなかった。
自分の為のシノギで忙しい
みんなと仲良くしてるのは上っ面だけ
反省の色が見えたのは腹立たしい事があってから何年も経っていた。
それも場面・・・
私に詫びを入れてきました。
今までも詫びを入れたいと、
夫から聞かされていましたが、聞く耳を持てなかった…
どうせ口先だけで嘘に決まってる…
口から生まれたような男
どれだけの人間を悲しませたか、分かるはずがない
悪い事をしたという自覚がないからだ。
出入り禁止を解いて、和解したものの、
相変わらず、お願い事だらけ
「一生のお願いです。明日には必ず返しますから」
その繰り返し
年下の私を利用するのは簡単だったのでしょう
年齢だけではなく、信じやすい性格に漬け込む
おだてればお金は幾らでも出すとでも思われたのか…
奴の目的はお金だけではなかった。
私が自宅を出禁にしたのを逆恨み
余程の理由がなければ、何年も出禁なんかしない
する訳がない。
そこを本人は全くわかっていない
女みたいにしつこい性格
完全犯罪ともいえる絵図を描かれたのでした。
後に探偵を使い、調べあげた頃は既に遅かった…
まんまと奴と周りの罠に掛かってしまったのです。
家庭崩壊の絵
誰一人として信じられる者はいなかった…
近づいてくる人間はみんな魂胆あり
何故そのとき気付かなかったのでしょう…
気付かないようにさせるのが上手い集団
全てを失わせて、心まで折る
それが目的
案の定、私は全てを失い、生きることさえ諦めた
本当に疲れてた・・・
幾度の自殺未遂
あれだけ慕っていた人間達が変わっていった。
死んで喜ぶ人間が一人でもいるなら生きるしかない
そう思ったのは六年前
五年前だったかな…
飛び降りを止めた人間
あの一言
「ここではやめてくれ」
他の場所で死ぬならいいわけ?
理由は自分の身を守るため。
悔しくて泣き崩れました・・・
ヤクザの事務所や自宅でそんな事があれば
ひとごろし、確実に警察から疑われますからね…
以前(随分昔)にも同じような事があったから…
自分の目の前で一番舎弟が飛び降りた…
「兄貴、何もできなくてすみません」
それが最後の言葉
よくできた舎弟で有名だったらしい。
兄貴の為に稼いだお金をあの人名義で貯金
後悔してもしきれない
命を絶った舎弟のお墓参りには欠かさず行ってました。
つぐないきれない想い
いい人間
は早くいなくなってしまう
人の心を持て遊んで喜ぶ人間もいるのが現実
弱い人間ほどよく吠える
吠える者ほど世渡り上手だったりする
信じる者は救われない
そんなふうに思わせるのも、歌舞伎町という暗黒街
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