場所は歌舞伎町。
ドンパチがあった本部
数年前にその本部はある事情により無くなりました。
テレビでも連日ニュースにもなった抗争
当番の日
うちと仲のいい組織を名乗り、カチコミに来た●●組の人間
2発撃って逃走・・・
チェーンをかけたままだが、
少し開けた隙間から見えたのは、チャカ
前日に鉄板をドアの前に置いてあった
虫の知らせか、夫が「おまえら、
念のためベランダにある鉄板を玄関の所に立てておけ」
間一髪で助かった、うちの若い衆
肩耳は銃声で聞こえなくなってしまった…
その一件から一斉に防弾ガラスが各組で取り付け。
うちは自宅も歌舞伎町
抗争時は本当に大変…
みんなと同じような気持ち、気構えになります。
バタバタしてる様子も目の当たりにしてますからね。
こんなとき、自宅が歌舞伎町から離れていれば
変わらない生活を過ごせたのかもしれません。
実際、知り合いの姐(ねぇ)さんは、
日本から離れ、出掛けてたような事も耳にしました。
そもそも、その組長が、あまり家には帰らなかったようですが…
自宅に稼業の事を持ち込まない人も多いですからね。
うちは自宅も出入りが激しい
不良、企業舎弟、その他大勢
片側の耳が聞こえなくなった若い衆は数年後に病死。
2年に及ぶ闘病生活
みんなで代わる代わる病院へ行ってました。
そのうち、口も聞けなくなって・・・・
話もできない。食べることもできない。
家族同然の若い衆の死は悲しすぎる…
どこへ行くにも一緒
遠出の運転は眠りそうになってしまう若い衆M
私よりも年上。
刑務所のおもしろい話
をよくしてました。
過去の消えたブツの記事は彼が主犯。
ビックリでしたが、笑えた話でした。
見ためはヤクザに見えない。
女を泣かせるような事もしないですし、弱い者イジメもしない。
自分で稼いだお金の半分以上は、全部
うちに持って来てました。
Mさん「親分の喜ぶ顔が見たいんです」
男同士の絆は固い
普段は大人しくしてる人間でも、いざとなれば誰よりも先に身体をかけていく
逆に、普段は顎(アゴ)ばっかり行く人間ほど
尻尾ふって逃げ腰どころか、いつの間にか消えている。
要領がいい人間でも、見る人が見れば分かるものだ。
場面を使うのが異常に上手い
場面中の場面…
そこに本物という言葉は当てはまらない
そんな奴にどれだけの人間が騙されたことだろう。
いなくなればいいのに…
それぐらいの気持ちがあり、自宅を出入り禁止に・・・。
4年間。
玄関前に近づくことさえ許さなかった。
続く
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