バレンタインというのは、そもそもお菓子業界の戦略。
日本なら今時期どこへ行ってもチョコチョコチョコ…
スイーツ好きのわたくしには甘い香りは心地好い
いつもなら見掛けないチョコレートもお目にかかれる。
勿論、裏社会にもバレンタインは同じようにございます。
女の義理事
お返しは期待しません。
期待するものではないからです。
日頃のご挨拶といった感じですからね。
ですが、極道の場合、大半は自分で開けて食べることがない
それが現実。
大抵は若い衆にあげてしまうか、女房に渡して終わり。
飲み屋のお姉さんが一生懸命に探したチョコも、
どこのブランドなんだか気にならない。
ネクタイなら喜ばれるし、捨てられない、
と、思う女の子も多いようだが、チョコレートと変わらない
それが堅気の人達とちがうところかもしれません。
何でも持ってる人間ほど、自分の持ち物にはこだわりがある。
どれでもいい訳ではない
ネクタイでも、ドミニクは確かに一番の高級ブランド。
いつも絞めてる人は新作が欲しいところ
でも、新作はそこらへんの割引いてるお店には置いてない。
通常一本３万５千円～１０万
値下げしてるネクタイが売ってるお店
歌舞伎町にはたくさんございます。
たまに偽物らしきネクタイ等も…
わたくしも、総長や故●●会長にドミニクを買う時には時間を掛け悩みます。
センスが問われるところです。
気に入って付けていただけたら、それこそ本当にラッキー
ですが、極道という世界は、たとえネクタイが気に入っても、
くれた相手や旦那が好かれていなければ、誰かにあげてしまうもの。
もしくは、そのままの状態
それはうちも同じです。
どんなに高価な物でも、人柄で判断します。
親分の為に頑張ってる人間や
信頼してる者からもらった物は値段関係なく、喜んで使いますからね。
ある時どこかのクラブのおねぇちゃんから
バレンタインにもらった高いネクタイとチョコレート
本命なの？と思ったぐらい…
わたくしの事も知ってるのにも関わらず、
ハートマーク付きのラブレター入り
あの人は”気にするなよ ”
気にしてないけど、好きになれないマナー知らずの女子
会長という役職が付いてる不良には
片っ端に手をつけてる女子に評判の悪い子
若くないから余計にやる事も巧妙
手紙だけでなく自分の写真までも入ってました。
歌舞伎町には、ホストやホステスが行く有名なフォトスタジオがあります。
普段の自分より遥かに美しく撮れる優れもの
キャバの看板も全てと言っていいほど利用率が高い
実際に会うと顔がちがう
そんな事は日常茶飯事
1ショット3000円ぐらい
ありえないのが、二人での危険な写真までも入っていたのです。
女房のわたくしに分かるように・・
わざと・・・・
結局みんなに同じ物をプレゼントしていたことが判明
全く同じ柄と色
嬉しそうにしていたのは数名
お金目当てでも構わない、、と、付き合いしてる人もいました。
夜だけの関係
完全に割りきって遊んでる人。
後にその女は家庭までも潰しに…
本人は潰してる気持ち等さらさないようだった
それが自然体
人によって自然体もちがいますからね…
故●●会長（全国で知らない人はおりません）は口数が少ないお方
組長クラス以上でなければ、話し掛けることさえ難しい
それぐらい立派な方
誰もが尊敬できる本物の極道です。
気安く話し掛ける人間など先ずおりません。
大勢の前で使っていたのを見た時には心から嬉しかったです。
勿論、伊勢丹での購入
新作です。
当時は偉大なる姐さんにも可愛がってもらってました。
旅行にもご一緒させていただきましたからね。
周りがヤキモチを妬いたのも仕方がございません。
それも人気税
僻み、妬み
やっかみの塊が多いのも歌舞伎町という暗黒街
これ は僻みとは違う男同士の何か・・・
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