オバマさん来日、楽しみでワクワクしております
国賓として来日するバラク・オバマ米大統領を乗せたエアフォースワン(大統領専用機)は、4月23日午後7時に羽田空港に到着する。
今回のオバマ来日は異例ずくめだ。
まず、ミシェル夫人を同伴しないことだ。
従って、24日午後7時から皇居で催されることになっていた天皇、皇后両陛下主催の晩餐会は、天皇単独主催に変更された。
相対が原則なので皇后は出席しない可能性がある。
次は、宿泊所である。
外国の国王、大統領、国家主席など要人が国賓として来日する場合、東京・赤坂の迎賓館に宿泊する。
だが、今回は米側の要請により、オバマ一行は虎ノ門の在日米国大使館の隣にあるホテルオークラに泊まる。
こうした異例の接遇となったのは、ビジネスライクなオバマ大統領の性格と無縁ではない。
実務的なトップ会談を嗜好するのだ。
国賓を英語表記すると「a guest of the state」である。「公賓」は「a guest of the government」になる。
国賓は日本国のゲストなので、儀仗(ぎじょう)隊の栄誉礼および両国国歌演奏などの歓迎式典、天皇との会見、宮中晩餐会などが慣行になっている。
昨年6月のオランド仏大統領、今年3月のサン・ベトナム国家主席も国賓として来日、こうした行事をもって接遇された。
今回は事実上の公賓待遇である。
それにしても、安倍官邸と外務省(斎木昭隆外務事務次官・1976年入省)は望んでいた2泊3日の日本滞在が実現、胸をなでおろしたのは事実だ。
明日、オバマさんが行くお寿司屋さんへ行きたかったんですけど、近くには寄れない厳戒態勢でした(本日)