自分のケツを拭けない人間は数えきれず…
後の事を考えてるならば、まだマシ。
大きな問題に発展しないかぎり、大抵は自分で何なとかなるもの。
組内の人間や旦那に頼むなら問題ございません。
それがファミリーだから。
●組長の女房には呆れました。
お酒を飲めば大虎
最初は楽しいんですけど、
そのうち、手がつけられなくなります。
私の前なら、私が何とか対処できます。
いないところで暴れても、関係ないお店なら問題なし。
わざわざ電話をかけてきて、
「まいこ姐にお願いがあるんだけど…。
今から●代目の彼女（愛人）と飲みに行くのに、
まいこ姐の顔が利くお店ないかな？
「●代目の彼女と飲んでるっていうのは内緒にしてほしいんだけど。」
歌舞伎町にいて歌舞伎町で顔が利かないお店なんかあるわけがない…
紹介するのは簡単
電話一本で済むことだから。
只、紹介したからには恥ずかしいマネをしないでもらいたい。
私だけの問題ではない
石原という看板があるのだから・・・
普通なら顔を潰す真似などしないのが道理というもの。
ましてや内緒の話なんか聞きたくもない。
●代目も知らない話で、何かあった時には誰がケツを拭く？
そんな事も考えないで、人によく頼み事ができるかと思うと神経を疑ってしまう…
歌舞伎町で一番のホストクラブ、愛本店、ニュー愛
日本で一番ですね
社長とはイイ付き合いをしてました。
もちろん、社長の奥様（ママ）とも。
内勤や幹部クラスで、私を知らない人はいないはず。
プライベートでも、大勢で海へ行ってましたからね。
若い衆も、私達が可愛がってる人間を苛める事はないです。
そんな仲なだけに、おかしな事をする人を紹介できません。
●組長の女房には伝えたんです。
私「ホストじゃなきゃダメなの？
知り合いのお店は幾らでもあるけど、大丈夫？」
「大丈夫大丈夫。普通に飲むだけだから。２時間ぐらいだし」
２時間ならあっという間だし、問題を起こす事はないかな…
私も甘い考えでした。
彼女達はとんでもない事を…
先に電話を入れて、
「●組長の女房と二人で行くから宜しく頼みますね。
長い時間は居ないみたいだから。」
私の紹介したお客さんだと、失敗のないように、お店のスタッフも一生懸命です。
それなのに…
三時間が過ぎた頃に電話がなりました。
「姐さん、参りましたよ。どうしましょう…」
私「何かやらかした!?」
店も閉める時間でお会計を持っていったら
高いだの文句を言い出したようです。
しかも、「No.１を呼べ！」
「呼んだホストが来ない！」
「ドンペリ持ってこい！ 」など・・・・
百歩ゆずって・・・・
チップを１００万置いたなら、何とか言い様もある。
一万のチップも出すどころか、
お会計は1人５千円しか払わないと言う有り様だ…
誰の紹介だかわかっているのだろうか・・・
電話を本人に代わってもらいました。
私「ちょっと何考えてるのよ！
私にお願い事しておいて、この有り様は何なの！
喧嘩売ってんの！」
すると彼女は「まいこ姐。なんでそんなに怒ってるの？
1人５千円って言ったのは彼女なの」
子供の話をしてるわけじゃない・・・・
擦り合いにも程がある。
どれだけ恥ずかしい思いをしたことか…
私はそんな飲み方はしない
私「話にならないから、●組長か●代目に電話するわよ」
女房「お願いだからそれだけは勘弁して。もう帰るから…」
アンタはいったい何様のつもり？
お願い事だらけ
ヤクザの女房なら格好よく飲むでしょう…
自分の旦那が笑われるのがわからないかな…
結局お金が無いからといって、２人で２万しか置いていかなかった
最低…
お金が無いなら居酒屋でも行けばよかったのに…
私には「後で３万を渡すから許してほしい」と 。
ボトルをも入れて、ドンペリ代にフルーツ
それでも１０万じゃ足りないっていうのに…
最低でも２０は置いてくる頼みかた
結局、ケツを拭いたのは私
社長から直接、私の携帯に連絡がありました。
翌日の事です。
「姐さんには言いにくいんですが、
●さんの奥さん、うちのお店には来ないでいただきたいんです。
あんなふうにお店で暴れられちゃったら、
他のお客様にも迷惑がかかるし、店の従業員も困ってるんです。
姐さんに頼むのは申し訳ないんですが、
どうか宜しくお願いします。」
私「謝らなくちゃいけないのは、私のほうです。
もう1人の彼女は知らないんですが、
頼まれて紹介したのは私のほうですし、申し訳ございませんでした。
よく言っておきます。」
社長から直伝なんてことは、余程の事でなければないですからね。
女であろうと、旦那が極道やってるなら、
きっちりケジメをつけるのが普通かと…
自分のケツも拭けないようなら、おとなしくするべき
それでも変わらない人間模様
それが当たり前のように通ってしまう。
それも歌舞伎町という暗黒街
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
￥590
Amazon.co.jp
￥1,365
Amazon.co.jp
書店・アマゾン などでご購入頂けます。
極道の女房という生き方