こちらの記事 の続きです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ケジメだと言われたうちの若い衆
とにかくその場を収めるにはそこから出るしかなかった…
逃げる理由もないので、外で待機
ようやく現れたのが夫
遅い…
麻雀をしてたらしい
●代目も話を聞いて駆け付けてくれました。
そのとき暴れた張本人は、みんなが来たのを確認したのか
急いで車に乗り込み、あっという間に居なくなりました。
早い・・・
私の他にも証言してくれた人達がいてくれたので、
何がどうなったのか、事実を知らせることができたのは不幸中の幸い
夫が、暴れた組長に電話をしたところ、
まだお酒が抜けてないのか、
抜けてないフリをしているのか暴言を吐く一方…
向こうの言い分を最初は黙って聞いていた夫
流石に限界とも思われる口調
一度キレたら止まらない性格
誰が何と言おうが自分の思ったとおりに動く
我が道を行く男
今から●●会の本部に行くから待ってろよ!
私「事務所に電話しますから待っててください」
夫「早く着るもの持って来い」
いつにもまして眉間にシワを寄せ怒り顔
下手に話し掛けられない状況
急いで事務所へ電話。
本部に行く事を伝え、
事務所にいる若い衆達は自宅に迎えに来るよう指示しました。
1人が出先から飛んで来たのですが、
とてもラフ過ぎる服装に又もや激怒
「さっさと着替えて直接本部に来い!」
どうなるんだろうか・・・・
不安は募りました。
「私はもういいですから…
若い衆の指が飛ぶような事がなければ、和解しても構いません。」
「お前がよくても俺がよくないんだよ
分かるか?
これが男のプライドなんだ
俺がアイツに舐められる覚えはないからな」
そこからは女の私が出る幕はありません。
黙ってました。
「気を付けて。行ってらっしゃい。 」
静まり返った自宅の空気はいつもと違う
抗争の時もそうでした…
玄関先でいう言葉はいつも同じ。
気を付けて。
行ってらっしゃい。
たったこれだけの言葉に、どれだけの深い思いがあったことでしょう…
男たるもの
一歩外へ出れば百人の敵がいると思え
せめて家にいるときには安心していたい
まさに侍
いつも、「ワシは武士じゃけんの~」と言ってました。
結局、話を付けて和解
とは言うものの、相手を病院送りにした夫
お互いの若い衆達は仲が悪くないので、間に挟まれ困ってたようです。
しかも向こうの若い衆は自分の親方の愚痴を溢してました。
何があっても周りに言いふらすような事は、自分の組の恥です。
そんな者だと周りから相手にされなくなります。
当然です。
それが許されてしまうのも歌舞伎町という暗黒街
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
¥590
Amazon.co.jp
¥1,365
Amazon.co.jp
書店・アマゾン などでご購入頂けます。