私の本 を読んだ人はわかる話です。
第一章
どんなに年月は経っても忘れることができません。
当時まだ若かった私
一人歩きをするのは普通だと思ってました。
私でなくても誰もが同じ考えだと…
まさかあの時あんな恐ろしい目に合うなんて
思ってもみませんでした…
ヤクザでもないのに巻き込まれるだなんて・・・・
今になって考えるとわかります。
どこの仕業か…
その時の私には、何処と何処が犬猿の仲か…
そんなの知るはずがありません。
●●会●●連合の姐だろ!
●●は許さない!
どうして私なのか、頭の中が真っ白でした。
引き面れて…
自分の力では身動きできない
首を絞められ、このとき初めて本当に殺される…
そう思ったときでした。
歌舞伎町二丁目、路地で待ち伏せしてたかの様子
白髪混じりの男
堅気か不良かは考える余地もありません。
只その時は逃げることしか考えませんでした。
どんなに大きな声を出しても誰も助けにこない
見ている人達が110番してくれると思った…
パトカーが来るまでの時間稼ぎ
一瞬に浮かんだそんな考えは打ち消されました…
サイレンも聞こえない
制服も私服も来ない
最悪…
自力で助かったようなものの、ずっと泣いてました。
「此処にいるから来いよ」
あの人から呼ばれて行った道中の出来事
悲しさと悔しさで涙が止まりませんでした…
あの人は、「気にするな。
不良のやる事じゃない。
もう大丈夫だから。」
それだけ言って又出掛けて行きました。
当時の溜まり場ともなっていた場所へ
常に内偵が入ってる喫茶店
情報が入るのも早い
周りの組長達も、危ないのを察すると引くのも早い
いつもそこは静まりかえってました。
何かありそうだと察する若い衆が「姐さん、自宅へ送ります」
それから何年後かの私なら黙ってはいなかったでしょう。
裏の世界には、その裏側があります。
暗黒街、歌舞伎町。
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