【岡本玄】覚醒剤に何度も手を出す人を減らそうとする試みが広がりつつある。
本物そっくりの「疑似注射器」を使い、覚醒剤を求める気持ちを少しずつ抑えていく方法だ。
「効果」には疑問の声もあるが、取り組みを進める医師や弁護士らには、下がる気配の見えない再犯率への強い懸念がある。
どんな反応をするか、試してみましょう」。
医療機関や刑務所の関係者、刑事事件を扱う弁護士らが見つめる前で、壇上の医師が机の上に並べた注射器のようなものを手にする。
協力者の腕の静脈部分に細長い先端を押し当て、感想を聞く。
「実際に注射をされた感じがしました」。こんな答えが返ってくるケースも少なくないという。
大阪府や千葉県の医師らでつくる研究会が、2011年春から各地で開いている「実演・研修会」の様子だ。
使っているのは、大手医療器具メーカーが手がける「疑似注射器」。
水に砂糖や塩を溶かして入れ、注射の「まね」をする。
プラスチック製の針がついているものもあるが、肌に触れさせる程度。
血に見立てた赤い液体が筒内を逆流する仕掛けもあり、注射しているような感覚にさせるのがねらいという。
「覚醒剤を使ったことがある人が注射器を見ると、覚醒剤を打ちたくなる。
だからといって、こうした人から注射器を遠ざけるのではなく、『打っても満たされない状況』を繰り返しつくることで、欲求を薄めていくのが目的です」。
研究会の中心メンバー、中元総一郎医師は話す。
朝日新聞社
再犯率が多いとはいえ、この方法はどうかと思います。
疑似注射器って・・・余計な物は作らないほうがいいでしょう。
そんなもので激減するとは思いません。
増えるかもしれませんよ
by石原まい子
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