こちら の続きです。
高校時代はこちら
いよいよ美容室で本格的に働くことになります。
自分で好きな所で面接するのもオッケー。
当時注目されていた美容室は原宿でした。
人気はあったものの、給料はかなり少ない。
周りで既に働いている先輩の話を聞いてみると、技術者になるまでは時間が掛かりすぎる。
場所がら、お客さんは多いけれど、練習する時間もない。
シャンプーばかりやらされて、途中でやめてしまう。
私は四谷にある芸能人が多く来てる美容室を考えた。
偵察に何度も行った覚えがある。
働いてる従業員が楽しそうでないことを知った。
話すことが好きなので、いろんな情報を聞き出すのは得意分野。
最終的に決めたのは、美容専門学校でお世話になった担任の先生から頂いた話。
そこの美容室では学校に通いながらバイトもさせていただいてました。
だが就職先は他を考えていた。
いろんなお店も見てみたい。
そんな身勝手な考えの若き十代。
先生の顔があるわけですから、良い生徒を紹介する。
本当に大丈夫なのだろうか?
先生方からかわれていたのは、一年間、無遅刻無欠席という実績と努力家。
美容室の先生は楽しみに待っているとのこと。
そして就職決定。
就職祝いのパーティーをささやかながらにやってくれました。
大好きな大きいケーキ。
嬉しかった。
みんなから必要とされている。
結果を出そう。
メークにも興味があったので、休みの日にはメークの講習にも通った。
お客さんにメークの仕方も教えることが出来る。
プロとしてメークアップアーティストに認定。
お客さんに喜ばれる未熟な美容師の第一歩。
自称、歌って踊れる美容師を目指していた(笑)
何でもこなせる美容師。 昭和の時代だから、今とは遥かにちがう。
私は大袈裟ながら自分で美容の世界を変えようと思っていた。
それは夢ではない。
思ったことは実現させる主義。
その数年後には有名になっていた。
若いときの勢いはすごいパワーを持っている。
使わないわけにはいかない。
自分なら出来る。
やたら自信に満ちあふれていた。
てっぺんを取る。
口癖みたいに。
出来ないことは口に出さない。
言ったからには成功させる。
生意気な美容師のたまご。
続く
石原まい子
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